ニュース・トピックスに記載されている内容は、発表日現在の情報です。
2023年6月1日、コニカミノルタマーケティングサービス株式会社はゴウリカマーケティング株式会社に商号を変更いたしました。

2021.09.02

【ウェビナー開催レポート】コニカミノルタのノウハウに学ぶ 〜販促・制作業務の効率化とコスト改善はいかにして成されたのか?〜

【ウェビナー開催レポート】コニカミノルタのノウハウに学ぶ 〜販促・制作業務の効率化とコスト改善はいかにして成されたのか?〜

マーケティング部門の新しい働き方を提唱する、株式会社クリエイターズマッチとコニカミノルタマーケティングサービス(KMMS)がタッグを組み、マーケティング部が抱える業務課題への独自のアプローチをご紹介した本セミナー。 前半は「マーケティング部門における業務マネジメント最新情報」「業務工数削減の具体的手法」をテーマに2社によるプレゼンテーション、後半では「デザイン制作のマネジメント」に特化した濃密なトークセッションを行ないました。

<この記事を読んで頂きたい方>
・販促業務における雑務の多さにお悩みの方
・販促コスト削減を実現したい部門責任者の方
・現在のクリエイティブ制作フローに課題や不満を感じている方
・クリエイティブ戦略を改善していきたい制作管理者の方

第一部 事例に見る、コア業務シフト! ~40%工数削減の先でクライアント企業が得たもの~

第一部 講師
コニカミノルタマーケティングサービス株式会社

セールスチーム マネージャー 業務DXコンサルタント 
羽田 貴明(はねだ たかあき) 

明治大学卒業後、大手システムインテグレータに営業職として従事。その後、プラント輸出の専門商社でプロジェクトマネージャーを歴任後、コニカミノルタマーケティングサービス(KMMS)に参画。販促支援プラットフォーム「Go Works」のセールス、及びプロモーションに携わり、マーケターの業務改革を実現すべく活動中。

販促部門の担当者は、店頭POP、DM、ノベルティなど数多くの販促品制作を指揮する一方で、エクセル・ファイルの管理や、社内の問合せ対応、サプライヤーや物流倉庫への指示などの調整業務に多くの時間を割いているのが現状です。 

コニカミノルタマーケティングサービスでは、販促マーケターの業務をコアとノンコアに分け、ノンコア領域を抜本的に改善することで、コア業務の成果を上げやすい組織づくりを実現しています。 
コア業務:企業の競争力や差別化を創出する業務、専門的な知識や経験を必要とする業務。
ノンコア業務:マニュアル化や業務フローの整理によりだれでも再現性が見込まれる業務。販促領域の場合、デザイン・印刷手配業務も含まれることが多い。 

本パートでは、コンサルタントとして販促担当者の声を聴き続ける羽田より、
1. 役割が多様化するマーケ部門、販促部門が共通して抱えるマネジメント課題
2. KMMSが提案する新しい組織と業務マネジメント  
3. 進化を実現した企業実例 

の3点をご紹介をさせていただきました。

 

第二部 勝てる広告バナーを素早く作る! 〜クリエイティブ制作効率を66%改善するすごい仕組み〜

第二部 講師
株式会社クリエイターズマッチ 

取締役  
布田 茂幸(ふだ しげゆき)  

 明治大学卒業後、エンプレックス(現SCSK)、ecbeingを経てクリエイターズマッチへ入社。 ベンダーとしてこれまで多くの企業のECサイトを中心としたマーケティングとシステムコンサルティングに従事。現職では支援領域をクリエイティブや働き方改革まで広げて精力的に活動中。 

第二部ではクリエイターズマッチ社の取締役 布田氏より 
1. クリエイターズマッチ社創業の経緯 
2. 制作にかかわるステークホルダーの働き方を変える3つのサービス 
という2点に関してお話して頂きました。 

1. クリエイターズマッチ社創業の経緯 

当社は理念として「クリエイターが働きやすい世界を創造する」ということを掲げております。その背景には、当社の代表 呉 京樹(ご けいじゅ)がクリエイターとして働き始めた20代の経験があります。当時は、夜遅くまで残業代なしで働くのが当たり前。呉はこの労働環境に疑問を抱き始め、業務を続けるかたわら、より働きやすい環境構築に力を注ぐことを決断し、2013年にクリエイターズマッチ社を創業しました。 

2. 制作にかかわるステークホルダーの働き方を変える3つのサービス 

①教育事業
当社の教育事業の最大の特徴は、自治体と連携したクリエイター教育とその後の活躍の場を提供する点。自治体経由でクリエイター候補者を募り、オフラインとオンラインで講習を3か月間実施。合格率10%の厳しい検定試験後に、自活的なクリエイターになってもらうことを目指します。合格者は当社のパートナークリエイターとなり、当社の受注したデザイン案件のクリエイティブ業務を担います。 

②制作事業 
特徴は、当社がクリエイティブ案件の獲得・ディレクションを担当し各地のクリエイターに制作業務を依頼するという仕組みそのものです。クライアントとクリエイターの間にエージェントとしてディレクターをしっかりと立てることで、一般的なクラウドソーシングサービスよりも品質やスピード感において高評価を頂いています。

③開発事業 
上記の制作事業が成長するにつれ、 ディレクターが複数案件を管理せねばならず、一人当たりのメールやファイルが大量になり、 下記のスライドのような事象が頻発していました。 

これらの問題を解消するために、当社独自で開発したのがAdFlowです。 
当初は自社内で利用していましたが、我々と同様の課題を代理店や制作会社、事業会社さまも抱えていることに気付き、AdFlowを一つのサービスとして販売を開始しました。 
AdFlowが制作現場にもたらす効率化ポイントは以下5点。 

1.案件単位でメール・ファイル・素材がまとまっている 
2.ガントチャートで細かい制作物の進捗もすぐにわかる 
3.制作物の世代が一覧ですぐにわかる 
4.オンライン上で赤入れがすぐにできる 
5.メールのやり取りを自動で案件情報に紐付け 

現在、AdFlowは数多くの企業様に導入頂いています。 

第三部 クリエイティブ制作に特化したプロジェクト管理ツール AdFlow〜コニカミノルタの事例で紹介する、AdFlow導入背景とその効果〜

「販促・制作業務の効率化とコスト改善」をテーマに、 クリエイターズマッチ社取締役の布田氏と、実際のAdFlowユーザーであるKMMS齊藤・大村の三名で、ユーザー視点での導入背景や導入効果についてトークセッションを行いました。 

トークセッションでは以下の質問に対し、ユーザーならではの意見が飛び交いました。 

最後に

データ管理の煩雑さや、外部とのやり取りにおける業務工数の肥大化など、販促業務には気づかれにくい不便さが数多く眠っています。これらに切り込んでいくクリエイターズマッチとコニカミノルタマーケティングサービスの2社。 

大きな変革の第一歩は、現場から上がってくる「疲れた…」「残業…」といったSOSの声に向き合い、業務の見直しを着実に進めることです。 
スタッフの皆様がより働きやすく、より能力を発揮できる環境という視点で、マーケティング部門のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。 

AdFlowのサービスサイトはこちら

↑