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2023.01.23

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求められるものは“自走する力”と“傾聴力”〜マネージャーが語るGo Works開発の裏側〜

求められるものは“自走する力”と“傾聴力”〜マネージャーが語るGo Works開発の裏側〜

マーケティング業務のDX化を推進するクラウドツールである「Go Works」は、導入クライアント数の増加に伴い、開発に携わるメンバーを積極的に募集しています。 そこで今回は、Go Works開発グループのマネージャー2名に、「Go Works」の開発の流れや、チーム間での連携について話してもらいました。
(インタビュー:採用担当 金子)

プロフィール

エンジニアマネージャー
藤井 雄也

新卒でシステム開発会社に入社し、5年間インフラエンジニアとして従事。VDI環境構築、クラウド環境でのサーバー自動構築、Webサイトの運用保守に携わる。KMMSに入社後はGoWorks開発エンジニアとしてインフラ以外の領域の開発にも積極的に取り組み、2022年よりエンジニアマネージャーとしてGo Worksの開発を指揮。

得意なことはスノボと釣り。苦手なことは朝起きること(社内随一の低血圧男子)。

カスタマーエンジニア マネージャー
平松 千聖

大手ITベンターにて、顧客システム部門でのヘルプデスク業務をチームリーダーとして10年以上経験。KMMS創成期にジョインし、クライアントへのシステム導入のサポートや社内ITの整備を担当。現在はカスタマーエンジニアチームのマネージャーとして、Go Worksの新規導入支援や顧客からの改善要望に対応。

きめ細やかな心配りと安定感に定評があり、開発グループの心のオアシス的存在。

Go Worksについて

金子
まず最初に「Go Works」がどんなプロダクトなのか、簡単にご紹介をお願いします。

藤井
一言で言うと、企業のマーケティング担当者向けに提供しているクラウドツールです。販促業務というのは管理が煩雑になりがちですが、Go Worksに搭載している3つの機能で、販促業務を一気通貫で見える化したり、手間のかかる業務をDX化することで、約6割の業務を削減することを可能にしています。

平松
今後はSaaSとして広く展開していくことを目指していますが、今は主に「Magonote」のサービスをご利用いただいているクライアントに、Go Worksも導入いただくというケースが多いですね。

「Magonote」のサービスを導入しているクライアントには、販促スペシャリストという職種の当社社員が常駐しているので、販促スペシャリスト経由でお客様の生の声を聞きやすいのが、Go Works開発の魅力だと思っています。

Go Works導入時の業務の流れは?

金子
新規のクライアントへの導入の動きも加速していると聞きますが、実際に新規導入が決まった場合には、どのような手順で業務を進めるのでしょうか。

平松
Go Worksの新規導入は「既存の機能でクライアントの要望を満たすことが出来るか否か」によってフローが異なります。

既存の機能で十分という場合には、カスタマーエンジニア(以下、CE)にて導入業務は完遂出来ますが、クライアントから機能追加やカスタマイズを依頼される場合もあります。

そういった、機能追加の要望があれば、CEがまずはクライアントの希望をヒアリングし、社内のプロダクトマネージャーと協議の上、他社でも需要のある機能と判断した場合は、要件を纏め、エンジニアチームに開発の依頼をします。

今はCEチームのITスキルが十分ではないので、クライアントへのヒアリングの際に藤井さんに同席いただくこともありますが、将来的には要件定義はCEで全て完結出来るようになりたいという目標も持っています。

金子
クライアントからの機能追加のご要望は、具体的にどのようなものがありますか?

平松
「発注手配に承認機能をつけてほしい」だったり、「クライアントの基幹システムと連携して、店舗情報やユーザー情報を直接Go Worksに登録出来るようにしてほしい」といったクライアントの既存システムとの連携についての案件が多いですね。

金子
機能追加の開発は、どのような手順で進められるのでしょうか?

藤井
CEでの要件定義が固まったら、エンジニアチーム内でチケット管理して開発を進めています。各担当者が詳細設計し、ソースコードを書いて、機能単体で動くかのテストまでをエンジニアチーム内で行っています。本番環境に実装する前の全体のテストのシナリオ作成はCEが担当してくれていますね。

ちなみに、社内にはUIUXデザイナーも在籍していますので、レイアウトやモックに落とすのはUIUXデザイナーが担当しています。その後ソースコードを書くところからはエンジニアチームで行うのですが、現状社内ではどちらかというとバックエンドに強みを持ったエンジニアが多いので、今後入社する方にはフロント周りも積極的にお願い出来たらと思っています。

業務はどのように分担している?

金子
エンジニアチームの皆さんは、技術的にフルスタックに近い方が多い印象ですが、業務分担はどのようにされているのでしょうか?

藤井
CEは導入の担当者をクライアント別につけていますが、開発は機能単位で担当者をアサインしているのが特徴ですね。

Go Worksには、Commerce、Cast、Presaという3つの機能が搭載されていますので、機能ごとにアサインしたり、業務に余裕のある方にお願いしたりと、臨機応変に助け合って業務を遂行しています。

私の方針として、今後もフロント・バックエンドとレイヤーを分けた働き方を推進するつもりはありません。チームとして機能しやすいというのも勿論ありますが、本人のキャリアアップやエンジニアとしての市場価値を高めることを考えて、フルスタックエンジニアとして活躍出来る人材になってほしいと考えています。

金子
ちなみに、社内には既存のクライアントからの改修のご要望を受け付けている、カスタマーサポートチームもありますよね。カスタマーサポートチーム経由のご要望はどのような内容が多いですか?

藤井
バグの修正や画面上の分かりにくさについての改善要望が多いですね。CEで検討して改修案をまとめてもらって、週1回の頻度でリリースしています。

また、クライアントからの要望ではないですが、システム課題としてデータの持ち方が煩雑でデータ取得に時間がかかっているという問題があるので、ここは今後直していきたいですね。

システム課題でいうと、ミドルウェアがEOLを迎えていて、新しいバージョンに最適化することにも現在取り組んでいます。

また、現状はシステムがレガシーな構成となってしまっており、クラウドサービスを十全に活用できていない状態なので、REST API・AutoScaling・コンテナ化など、システムに負荷がかかりにくいような作り方や、IaCでの管理も考えていきたいし・・・・やりたいことはとにかく沢山あります(笑)

今後SaaSとして展開していくためには、どれも必ず必要なことだと思っています。

平松
Go Worksは、クライアントへの導入が決まったら、データベースを構築し、クライアントのデータを移行して初めて使用が可能になるので、カスタマイズありだと最低6か月、既存機能での導入でも3か月は必要になってしまいます。

それを、お客様自身が初期設定し使いこなせるような作りにしていくというのが、Go WorksをSaaSとして展開するための重要課題ですね。

開発チームの今後の目標

金子
Go Works開発の流れと今後の方向性をお伺い出来たところで、最後に今後のチームとしての目標を教えてください。

平松
カスタマーエンジニアは、メンバー内でお互いに情報共有をして高め合っていくことが不可欠です。自分が得た情報は積極的に共有していく、困ったことがあれば相談する、ということを大切に、チーム力の向上を第一に考えて業務を進めていきたいと思っています。

スキル的な面では、お客様の業務を理解してワークフローに落としていくことが必要になるので、メンバーにはお客様の求めていることを引き出す「傾聴力」を今後も磨いていってほしいですね。

藤井
KMMSのエンジニアには、とにかく自走して業務を推進する力が求められますので、その機会を存分に活かして、フルスタックに対応出来る人を輩出していくことが目標です。

そのために、スキルを身につけられる・学べる環境はしっかり提供できるようにしたいと思っています。

また、中途入社の方の多いチームですので、困ったことがあればチャットツールで質問すると誰かしら必ずアドバイスをしてくれるような、チームとして助け合う風土は今後も大切にしていきたいですね。

編集後記

藤井・平松の所属する技術開発グループは、少数精鋭のため各個人が裁量を持ちながらも、決して個人プレ―にならずにメンバーで協力し合って日々の業務に取り組んでいます。

エンジニアとしてスキルアップ出来る環境を求めていらっしゃる方は、是非一緒に働いてみませんか?

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